久しぶりの投稿になりましたが、木彫りは進めています。お盆期間中は何かと忙しくブログにする時間が取れませんでした。
まぁ今のところ、ほとんどアクセスが無いようなのでいいのですが(;一_一)
これは制作の記録です。いつか作品を手にした人がこうやって彫ったのかと思っていただければそれでいいです。
今回は、ウォルナットを使います。そして、節です。節を取り入れます。
以前からキノコの台にしている木は節を取り入れて彫っていたのですが、今回はキノコの笠に節を入れてみたいと思います。
この節の部分を使います。節は枝があった部分です。これは死節と言って枯れた枝が入っているので枝が半分抜け落ちています。
節の部分を積極的に使うので、こんな感じに木取りしてみました。キノコの笠を2個彫ります。
カットします。失敗しないようにワザと線の外側をカットします。(正確に線の上を切る機械も技術もありません…)
こんな感じにカットしました。ここから節の真ん中をカットします。節がボロボロ壊れないか心配です。
カットした断面はこんな感じになりました。ん~これを彫るのか…
まずは、笠の裏側から彫ります。丸く印をつけます。
彫る前に先に穴を開けます。この穴は柄を接続するために使います。
しっかり固定して彫っていきます。ここだけ丸ノミを使います。ここ以外は全て平ノミです。たまに丸スクイも使いますが。
ウォルナット、彫り易い木ではありますが、それでも堅いのでしっかり固定することがとても大事です。
最初はざっくり彫って後で整えます。
もう一つ彫ります。堅いですが、私の場合はノミは叩かないで手で押して彫ります。
こんな感じになりましたが、穴が浅かったので、深くします。(実はワザとに浅く穴を開けています)
2回目の穴掘り完了です。
さて、ここからが問題っすよね~節をどうするか。
軽く線を引いてどんな感じにするか検討します。
まずは大まかにカットします。節の部分は慎重に。
これは…ちょっと斜めに切り過ぎました…(;一_一)
予定より深く切り過ぎてしまいました。うまく修正できるか?…
失敗はありましたが、とりあえず一つ目の大まかなカットはこんな感じになりました。
二つ目です。節がなるべく残るように木取りします。
次は失敗しないように…集中!!
ふ~…大きな失敗は無くここまで来ました。
この節はすごくいい感じです。完成が楽しみです。(これは完成まで相当苦しむことになります…)
まずはここまで大まかなカットが終了です。今日はもう少し作業します。
大まかなカットの後は、このノコヤスリでさらに整えていきます。このノコヤスリは凄いです。その名の通り、ノコギリとヤスリの中間のような存在です。小さなノコギリが交差していて切るように削ることが出来ます。「MADE IN JAPAN」です。まだまだ日本はいい物作りしています。
ノコヤスリで少しずつ形を整えていきます。こういう作業では固定がとても重要です。ワザとに固定出来るような形に残しています。固定がどれだけ重要かはこの世界の人ならよく分かるはずです。
少しずつキノコの形にしていきます。
最初の大まかなカットで切り過ぎる失敗をしたので、これはとんがり帽子のような形にしようと思います。失敗しても修正すれば大丈夫です。
節の周りはボロボロ剥がれそうなのでノコヤスリは使いません。
後は、ノミでひたすら形を作っていきます。節の周りは特に堅いです。慎重にノミで彫っていきます。
とりあえず、こんな形になりました。(まだまだ修正すると思いますが…)
節の部分はこんな感じです。節を見ていると木の力強さのようなものを感じます。
今日はここまでです。明日はもう一つの節とじゃれあいます。
話は変わりますが、お盆に実家に帰省した際に実家の庭できれいな色の芋虫を見つけました。
三つ葉を食べていました。6歳の娘が興味深々だったので、3人の芋虫を連れて帰りました。
その後、3人の芋虫君達は三つ葉を食べまくり、3日目にさなぎになりました。
図鑑を見るとどうやらキアゲハの幼虫だったようです。
今もずっとさなぎのまま枝にくっついています。
無事蝶になれるのだろうか…