久しぶりの投稿になりましたが、木彫りは進めています。お盆期間中は何かと忙しくブログにする時間が取れませんでした。
まぁ今のところ、ほとんどアクセスが無いようなのでいいのですが(;一_一)
これは制作の記録です。いつか作品を手にした人がこうやって彫ったのかと思っていただければそれでいいです。
今回は、ウォルナットを使います。そして、節です。節を取り入れます。
以前からキノコの台にしている木は節を取り入れて彫っていたのですが、今回はキノコの笠に節を入れてみたいと思います。
![ウォルナットの節の写真(死節)](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_01.jpg?w=600&ssl=1)
この節の部分を使います。節は枝があった部分です。これは死節と言って枯れた枝が入っているので枝が半分抜け落ちています。
![ウォルナットの節の木取り](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_02.jpg?w=600&ssl=1)
節の部分を積極的に使うので、こんな感じに木取りしてみました。キノコの笠を2個彫ります。
![ウォルナットの節の木取りをカットしていく様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_03.jpg?w=600&ssl=1)
カットします。失敗しないようにワザと線の外側をカットします。(正確に線の上を切る機械も技術もありません…)
![ウォルナットの節をカットした写真](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_04.jpg?w=600&ssl=1)
こんな感じにカットしました。ここから節の真ん中をカットします。節がボロボロ壊れないか心配です。
![カットしたウォルナットの節の断面1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_05.jpg?w=600&ssl=1)
![カットしたウォルナットの節の断面2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_06.jpg?w=600&ssl=1)
カットした断面はこんな感じになりました。ん~これを彫るのか…
![カットしたウォルナットの木に丸く印をつける](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_07.jpg?w=600&ssl=1)
まずは、笠の裏側から彫ります。丸く印をつけます。
![キノコの笠の裏は先に穴を開ける](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_08.jpg?w=600&ssl=1)
彫る前に先に穴を開けます。この穴は柄を接続するために使います。
![キノコの裏を丸ノミで彫る様子1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_09.jpg?w=600&ssl=1)
しっかり固定して彫っていきます。ここだけ丸ノミを使います。ここ以外は全て平ノミです。たまに丸スクイも使いますが。
ウォルナット、彫り易い木ではありますが、それでも堅いのでしっかり固定することがとても大事です。
![キノコの裏を彫り終えた1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_10.jpg?w=600&ssl=1)
最初はざっくり彫って後で整えます。
![キノコの裏を丸ノミで彫る様子2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_11.jpg?w=600&ssl=1)
もう一つ彫ります。堅いですが、私の場合はノミは叩かないで手で押して彫ります。
![キノコの裏を彫り終えた2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_12.jpg?w=600&ssl=1)
こんな感じになりましたが、穴が浅かったので、深くします。(実はワザとに浅く穴を開けています)
![キノコの裏側の穴を開け直す](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_13.jpg?w=600&ssl=1)
2回目の穴掘り完了です。
さて、ここからが問題っすよね~節をどうするか。
![キノコの笠の木取り1ウォルナットの節に注意](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_14.jpg?w=600&ssl=1)
![キノコの笠の木取り2ウォルナットの節に注意](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_15.jpg?w=600&ssl=1)
![キノコの笠の木取り3ウォルナットの節に注意](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_16.jpg?w=600&ssl=1)
軽く線を引いてどんな感じにするか検討します。
![キノコの笠をカットしていく様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_17.jpg?w=600&ssl=1)
まずは大まかにカットします。節の部分は慎重に。
![キノコの笠をカット失敗](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_18.jpg?w=600&ssl=1)
これは…ちょっと斜めに切り過ぎました…(;一_一)
![キノコの笠のカット失敗断面](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_19.jpg?w=600&ssl=1)
予定より深く切り過ぎてしまいました。うまく修正できるか?…
![キノコの笠を大まかにカット終了1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_20.jpg?w=600&ssl=1)
失敗はありましたが、とりあえず一つ目の大まかなカットはこんな感じになりました。
![キノコの笠の木取り2個目](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_21.jpg?w=600&ssl=1)
二つ目です。節がなるべく残るように木取りします。
次は失敗しないように…集中!!
![キノコの柄のカットの断面1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_22.jpg?w=600&ssl=1)
![キノコの柄のカットの断面2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_23.jpg?w=600&ssl=1)
![キノコの柄のカットの断面3](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_24.jpg?w=600&ssl=1)
![キノコの柄のカットの断面4](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_25.jpg?w=600&ssl=1)
![キノコの柄のカットの断面5](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_26.jpg?w=600&ssl=1)
ふ~…大きな失敗は無くここまで来ました。
この節はすごくいい感じです。完成が楽しみです。(これは完成まで相当苦しむことになります…)
![二つのウォルナットのキノコの笠](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_29.jpg?w=600&ssl=1)
まずはここまで大まかなカットが終了です。今日はもう少し作業します。
![シントーのこやすりを用意します](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_30.jpg?w=600&ssl=1)
大まかなカットの後は、このノコヤスリでさらに整えていきます。このノコヤスリは凄いです。その名の通り、ノコギリとヤスリの中間のような存在です。小さなノコギリが交差していて切るように削ることが出来ます。「MADE IN JAPAN」です。まだまだ日本はいい物作りしています。
![ノコヤスリで形を整えていく様子1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_31.jpg?w=600&ssl=1)
ノコヤスリで少しずつ形を整えていきます。こういう作業では固定がとても重要です。ワザとに固定出来るような形に残しています。固定がどれだけ重要かはこの世界の人ならよく分かるはずです。
![ノコヤスリで形を整えていく様子2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_32.jpg?w=600&ssl=1)
少しずつキノコの形にしていきます。
最初の大まかなカットで切り過ぎる失敗をしたので、これはとんがり帽子のような形にしようと思います。失敗しても修正すれば大丈夫です。
節の周りはボロボロ剥がれそうなのでノコヤスリは使いません。
![ノミでキノコの笠の形を整えていく様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_33.jpg?w=600&ssl=1)
後は、ノミでひたすら形を作っていきます。節の周りは特に堅いです。慎重にノミで彫っていきます。
![一つ目のウォルナット節ありキノコ完成1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_34.jpg?w=600&ssl=1)
とりあえず、こんな形になりました。(まだまだ修正すると思いますが…)
![一つ目のウォルナット節ありキノコ完成2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_35.jpg?w=600&ssl=1)
節の部分はこんな感じです。節を見ていると木の力強さのようなものを感じます。
![二つのウォルナットの節ありのキノコまだ途中](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/08/2023_08_14_36.jpg?w=600&ssl=1)
今日はここまでです。明日はもう一つの節とじゃれあいます。
話は変わりますが、お盆に実家に帰省した際に実家の庭できれいな色の芋虫を見つけました。
三つ葉を食べていました。6歳の娘が興味深々だったので、3人の芋虫を連れて帰りました。
その後、3人の芋虫君達は三つ葉を食べまくり、3日目にさなぎになりました。
図鑑を見るとどうやらキアゲハの幼虫だったようです。
今もずっとさなぎのまま枝にくっついています。
無事蝶になれるのだろうか…