チェリーで木彫り(キノコの柄を彫る5日目完成)

木彫りのキノコ5体並んで撮影 制作の様子

昨日色々と修正を重ねた2体のキノコをなんとか今日中に完成させたいです。

その前に、怪我防止用で左手に付けていた手袋がもうボロボロなので新調しました。またすぐボロボロになると思いますが…(;一_一)

ボロボロになった木彫り用のグローブ

ノミが同じところに何度も当たるので、穴が開いてボロボロでした。当たると言うか、かする感じです。ノミの角が。そして指に切り傷が何個も付きます。特に堅い木を彫る時にこうなります。

手袋は左手にしかしていません。なので右手用だけ何個も余っています(;一_一)100均で売っている滑り止め用の手袋ですけどね。

木彫り用のグローブの中に防刃用の手袋をしている様子

実は、中にもう一つ手袋してるんです。滑り止め用の手袋だけだとすぐに穴が開いて指に到達するので、中に防刃用の手袋を親指と人差し指だけつけています。これも100均で売っています。これは高価なので片手だけで100円です。親指と人差し指だけつけているのは、手袋を2重にするとそうとう窮屈ですし、ノミが当たるのはいつも同じ人差し指だけなのでそうしました。この防刃用手袋は防刃だけあって切るのが凄く大変です。今回は防刃用が100均に売ってなかったので滑り止め用手袋だけ新調しました。

でも防刃用も既に穴が開いてきているので、見つけ次第購入します。ノミが何度も繰り返し当たると防刃用も穴が開きます。

槐が笠の木彫りキノコ、柄のチェリーを修正中

この槐(えんじゅ)を笠にしたキノコは細かい修正を繰り返し、ここまでとします。私が彫るキノコは決まった形がないので終わりがありません。自分で終止符を打ちます。

ウォルナットの笠の木彫りのキノコ、柄のチェリーを修正中

このウォルナットを笠にしたキノコは、柄を短くするか、細くするかさんざん悩んだ結果、ちょっとだけ短くしてみます。

チェリーの柄の上部をすこしノミで削る

柄の上側をノミで1mmくらい削り落とします。昨日研いだノミがキレッキレなので堅い木口が柔らかく感じます。

ウォルナットの笠の木彫りのキノコ、柄のチェリー完成正面

こんな感じになりました。何が変わったんだ?って言われそうですが、少し印象変わりました…と思います…(;一_一)

ウォルナットの笠の木彫りのキノコ、柄のチェリー完成横から

横はこんな感じです。本当はもっとのけぞるように上を向いてほしかったですが、そのポーズのキノコはまた今度彫ってみます。

ウォルナットの笠の木彫りのキノコ、柄のチェリー完成後ろ

後ろです。まぁなんとかまとまったと思います。

ウォルナットの笠の木彫りのキノコ、柄のチェリー再度修正

少し削って、このキノコもここで終止符です。

片足で立つ木彫りのキノコ

これで5体完成ではありません。こいつがずっと気になってたのです。修正します。

片足で立つキノコのチェリーの柄を彫り直す正面

もう少し、足にメリハリをつけます。片足はしっかし横に伸ばしているようにしたいです。

片足で立つキノコのチェリーの柄を彫り直す後ろ

後ろはこんな感じになるまで彫り直しました。あまり彫り過ぎると小さくなっていくのでここまで。

今回は試作品的な感覚で片足で立つキノコを彫ってみました。途中木が割れた時はどうなるかと思いましたが、割とよく出来た方だと思います。試作品ではなく作品として出品出来そうです。

↓様々な角度からどうぞ。笠は山桜(オイル塗装済み)柄はチェリーです。

片足で立つ木彫りのキノコ山桜とチェリー正面
片足で立つ木彫りのキノコ山桜とチェリー側面
片足で立つ木彫りのキノコ山桜とチェリー後ろ
片足で立つ木彫りのキノコ山桜とチェリー側面
片足で立つ木彫りのキノコ山桜とチェリー斜め

これで、5体完成とします。今回は全てチェリーを使ってキノコの柄を彫りました。チェリーは彫り易くて本当に良い木です。

木彫りのキノコ5体並んで撮影

5体並べるとなんか5レンジャーみたいですね…同じ時期に彫った兄弟なので5体セットでの出品にしてみようかな…まだ分かりませんが。

木彫りのキノコ5体並んで撮影後ろ

後ろ姿もなかなかいい感じです。

木彫りのチェリーをオイル塗装

最後に、チェリーの柄をオイル塗装します。塗装と言うよりは、浸み込ませる感じです。オイルは荏胡麻(えごま)油です。

私は食用の荏胡麻油を使います。理由は娘がたまにオイル塗装手伝ってくれるからです。そして扱いやすいです。食用なら手に付いてもまったく問題ありません。木工用のオイルは臭いがキツイです。ただ乾くのは早いです。早く乾かす何かが入っているようです。食用のえごま油は乾くまで2週間くらい掛かります。

娘は何故かオイル塗装好きみたいです。よく端材にオイル塗って遊んでます。色が変わるのが楽しいようです。それは私も同じです。オイルを入れて色が変わる瞬間が一番楽しいんですよ実は。

チェリーの木彫りの柄をえごま油で塗装する様子1

左が無塗装、右がオイル塗装です。こんな感じでオイルを入れるとチェリーは濃い色になります。これが数か月でさらに濃い飴色になっていきます。

チェリーの木彫りの柄をえごま油で塗装する様子2

これも、左が無塗装、右がオイル塗装です。

チェリーの木彫りの柄をえごま油で塗装する様子木口

木口は穴がたくさん開いていますので、オイルたくさん浸み込みます。だからたくさん浸み込ませます。

チェリーの木彫りの柄をえごま油で塗装する様子3

私は基本はオイル1回塗りだけです。その代わり最初にたっぷり浸み込ませます。そしてしっかり拭き取ります。

ウォルナットの木彫りのキノコのオイル塗装する様子

基本1回塗りとか言いつつ、オイル塗装済みの笠もほんの少しだけ2回目オイル入れます。

全てのオイル塗装が完了した様子

これで、すべてオイル塗装完了です。後は、風通しの良いところで2週間程乾くの待ちます。長い時は3週間くらい掛かります。