今日は紅の木パドウクをご紹介します。赤い木は何種類かありますが、パドウクの赤は深みがあって魅力的です。この色は着色ではありません。本物の木の色ですよ。

パドウクの端材です。深い紅の赤です。大体いつも厚さ3cm前後の端材を仕入れます。切りやすいですし、キノコのサイズに丁度いいです。


切っていきます。見てください木くずも真っ赤です。(当たり前ですが…)

キノコを彫っていきますので、笠と柄の部分を用意しました。私はいつもキノコを彫っています。でもこの赤を見るとリンゴも彫ってみたいと思ってきました。今度彫ってみますね。


いつものように、キノコの笠の裏にドリルで穴を開けておきます。その後に笠の裏側を彫っていきます。
艶があって意外と彫りやすいです。
次はキノコの笠の形に大まかにカットです。

こんな感じになりました。この小さい端材も取っておきます。赤い木は貴重ですし。

さらに、角をノコヤスリで削っておきます。いつも堅い木を彫るので出来るだけノコギリで形を作ってしまいます。

こんな感じで、キノコの笠が彫り上がりました。艶が凄いのと、導管の中に鉱物のような物が入っていて光の当たり方によってはキラキラ光ります。まるで宝石。
次は柄を彫ります。

柄も先にドリルで穴を開けておきます。



ここまで彫ってみました。手袋も赤くなっています。

木くずも赤くて不思議です。

すこし修正してとんがり帽子のような形にしてみました。最近は柄の細長いキノコを多く彫っています。
オイル塗装をして完成です。オイルは食用の荏胡麻油です。木工用より食用の方が乾くのに時間が掛かりますが、匂いもキツくなく安心です。


上の写真2枚とも、左がまだ無塗装のパドウクです。右がオイル塗装したパドウクです。オイル塗装するとより赤味がまして深い紅の赤になります。
すでにオイル塗装も乾いて出品しています。この紅の木をそばに置いてみたい方はお一ついかがですか?



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