白樫(シラカシ)の木。以前も彫ったことがあるのですが、とにかく堅くて苦労した記憶があります。そしてどっしりと重たい木です。石みたいな木です。他にも石みたいな木がいくつかあるので、そのうち紹介します。
白樫の木は私が持っている鉋(かんな)の台にも使われています。他にもトンカチの柄や昔のスキー板に使われていたりします。堅くて頑丈なので、そういう用途に適した木です。
たまには堅い木も彫っておかないと。ということで今回はそんな頑丈で強靭な白樫を彫ります。
白樫の木材は残り僅かしかありませんが、あと何体かキノコ彫れそうです。
まずは、いつものようにキノコの笠と柄の部分を切り出します。堅い堅いのイメージが強すぎたのか、意外とすんなりカット出来ました。でも堅いですよ(;一_一)
やはり堅いっす(@_@)ドリルの感じとかノミを入れる感じですでに違います。
次はノコギリで角をカットカットの連続です。
最近気付いたのですが、木をクランプで固定する時、間に柔らかい木を挟むとよりしっかり固定出来る気がします。柔らかい木に多少なりもと食い込んでズレづらくなっていると思われます。この固定だけで随分と切りやすくなります。
切りました。最近新しいノコギリにしたので、キレが良くなり割と楽に切れたような気がします。
細かい角はノコギリは難しいので、ノコヤスリで角を取ります。
いきなりキノコの笠完成です。最近途中経過を写真に撮るのを忘れます。まぁいらないですよね。
あんまり綺麗に彫りこまないで、彫り跡もそこそこ大きく残しています。
次は、柄を彫ります。
木目を見て、前後を決めて斜めにカットします。さらにドリルで穴を開けておきます。この穴あけも四角いうちにやっておかないと、丸くなったら固定出来ないですよね。
ガツガツ彫っていきます。堅い分ノミを入れる回数は増えますが、意外とすんなり彫れてます。
この辺から少し慎重に色々と考えながら彫ります。(本当はあまり考えずに無心で彫りたいですが…)
足をちょこんと付けます。やっぱ足付けた方がなんかいい気がします。最近はほとんどのキノコに足を付けてます。
木彫りのシャープな彫り跡と白樫の力強さが出ているキノコです。この白樫の木の堅さからにじみ出る力強さ、結構好きかも。木目や色味もワイルドで力強い印象を持ちます。木の温もりの良さとは違った良さを感じます。また彫りたい木です。
荏胡麻油を塗って乾かします。ちょっと分かりづらいですが、キノコの笠の右側がオイル塗装で左側無塗装です。
乾いたら出品する予定です。