キノコの笠と柄が仕上がって、オイル塗装も終わった段階で、やっぱりちょっと違うな~といつものように不採用になるキノコ達がたくさんいます。
今日は(今日もか)また柄を新しく作り直します。しばらくは柄ばかり彫ることになるかもしれません。

↑不採用のキノコ達…ごめんね。新しくするからね。
先日作っておいたチェリーの柄が既に準備されています。チェリーはウォルナットなどの濃いめの木に合わせやすいので、その際によく使います。オイルを入れて経年変化した後の赤味を帯びた飴色が最高な木です。

これをせっせと彫っていきます。ちょっと長めですが、後で切ります。

最初はザクザク彫ります。私は木彫りには基本的に堅い広葉樹を使いますが、その中でもチェリーは割と柔らかい方です。なので彫り過ぎないように注意します。

こんな感じになりました。少しカットします。キノコの笠は胡桃です。既にオイル塗装済みです。この胡桃の笠は少し縦長に彫ってしまって柄をバランスよく合わせるのが難しく何度もやり直しています。

万力で抑えてカットします。以前万力で強く抑え過ぎて木が凹んだので力加減に注意します。

うん……なんかこのキノコ偉そうですね(;一_一)

足のような物も彫ります。

正面はこんな感じになりました。

お尻はこんな感じです。ちょっとくねった感じにしています。

再度、胡桃の笠と合わせてみます。ん~…

後ろはこんな感じ…ん~。ところでこの胡桃の笠の部分、色味がとても良いんですよね。ウォルナットに少し似ています。

真っすぐ立てるように足の裏をペーパー掛けします。ペーパーの粗さは240番です。仕上でよく使う番号です。

とりあえずこんな感じになりました。隣に他のキノコを置いてみます。ちなみに隣のキノコさんは胡桃と山桜です。
ん~…。まだ修正が必要です…作業はまた明日。たぶんしばらくチェリーだな…