世界三大銘木の一つマホガニー。今日はホンジュラス産のホンジュラスマホガニーを彫っていきます。初めて彫るマホガニー、どんな感じになるんでしょう…
マホガニーは薄い板材は持ってるのですが、木彫り用にマホガニーを仕入れるのは初めてです。

マホガニーにも何種類かあるそうです。市場に出ているのはほとんどがホンジュラス産のホンジュラスマホガニーだそうで、私が買ったのもホンジュラスマホガニーです。

左が私が持ってるホンジュラスマホガニーの薄い板材です。右が今回仕入れたホンジュラスマホガニーです。
左の方が、経年変化で若干濃い色味になっています。これがヨーロッパの高級家具に使われているようなマホガニーの色味になっていくんでしょうか?経年変化する前のマホガニーはクリーム色っぽくて優しい色合いです。

仕入れたマホガニーはかなり厚いので、カットする必要があります。ちょっと緊張します。


材が分厚いので手ノコで切れるか心配でしたが、すんなりカット出来ました。マホガニー柔らかいです。まるで針葉樹を切っているように簡単にカット出来ました。そして軽いです。

ちなみに、カットしたら、中に何かありました。何でしょう?お宝だと嬉しいのですが…節ではないようです。虫食いか?鉱物か?…分かりません。木ってこういうのがあって面白いですよね。

キノコ用に細かくカットしました。カットした断面を見るだけでも経年変化の色味の違いが出ています。線とカットがズレまくっていますが、これはわざとなんです…(;一_一)
では、キノコに彫って行きます。


まずは、先にドリルで穴を開けます。次にキノコの笠の裏を彫っていきます。本当に針葉樹並みに柔らかく感じます。彫り過ぎないように注意します。



ある程度の形に線を引いておきます。後で彫っていくので正確にカットする必要はありませんが、この辺のカットで大体のキノコの笠の形が決まります。

さらに角をノコヤスリで削っておきます。マホガニーは思った以上に柔らかいので角を落とす必要はなかったかもしれません。かなり堅い木材の場合は、彫る前に出来るだけ角を落とします。堅い木材はノミで角を落とすだけでも一苦労ですから。

こんな感じの形にいっきに彫り終えました。彫りやすい!

次はキノコの柄を彫っていきます。マホガニーの木目(年輪)はとても細いです。分かりますか?黒い線で印をつけましたが、よーく見ないと分からないようなか年輪の線です。

木彫りのキノコの柄には前後を付けますので、木目を見ながら前後を決めます。

まずは粗彫りして、合わせてみます。

少し、横にくねっています。

足も付けました。角度を少し修正する必要がありそうです。

完成です。木が柔らかいのと木目が細いので、彫り上がりも柔らかくて優しい印象です。
オイル塗ってみます。


上の写真は2枚とも、左側が無塗装で右側がオイル塗装です。色味の比較をしてみてください。オイルを塗ると少し濃い色になっています。オイルは荏胡麻油です。
既に乾いて、出品もしています。



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クリーマ販売サイト(工房木ノ文)
今回は初めてホンジュラスマホガニーを彫ってみました。とても柔らかい木という印象です。色味の経年変化はこの後どうなっていくのか楽しみです。
正直ちょっと緊張して彫りが細かくなり過ぎたかもしれません。次彫る時は思い切って勢い良く彫ってみたいと思います。
※おまけ
ここ最近、北海道は朝がとても寒いです。家のエゾアカガエル(上陸5カ月のまだ子供)が土に潜って顔だけ出してご飯を待っています。暖かそうでいいね…
