今日はウォルナットで台を彫っていきます。
節持ちのキノコさんが乗る台も節があるやつがいいと言っているので、台にも節を取り入れます。
![節がいいと言うキノコ](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_01.jpg?w=600&ssl=1)
どうやらこの節が気に入ったようです。
節ありのウォルナットも在庫なくなってきました。そう何度も失敗は出来ません。
![節があるウォルナットをノコギリでカット](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_02.jpg?w=600&ssl=1)
機械が無いので、ノコギリでゴリゴリ切ります。いつもノコギリで切るときは木の匂いを感じます。(彫っている時は感じません)臭いと感じることはありません。いい香りがする木もあれば、変な匂いの木もあります。何十年もやってたら、匂いで木種を判別できるまでになるのかな…
![キノコが2つ並んだ様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_03.jpg?w=600&ssl=1)
こんな感じのバランスになります。楢(なら)の笠のキノコさんは以前彫ってオイル塗装済みの胡桃(くるみ)の台が気に入ったようです。
![ウォルナットの台の面を粗目のサンドペーパーで整える](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_04.jpg?w=600&ssl=1)
まずは、傷や汚れをサンドペーパー(60番)で整えます。この段階で平面も出します。
鉋(かんな)で平面出しとか出来たらカッコいいですが、出来ません(;一_一)
一応鉋持ってますよ。でもこのサイズならサンドペーパーで十分かなとも思っています。(言い訳)
![100番のサンドペーパーで平面出し](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_05.jpg?w=600&ssl=1)
サンドペーパー100番でさらに細かい傷を消していきます。
![240番のサンドペーパーで平面出し](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_06.jpg?w=600&ssl=1)
サンドペーパー240番でさらに綺麗に整えていきます。
木の粉と戦いながら、黙々とシャカシャカ磨きます。疲れます(;一_一)
次はやっと木彫りタイムです(^-^)
![ウォルナットのすごく小さい節](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_07.jpg?w=600&ssl=1)
この端のすごく小さい節も残したい…なるべく近くを彫らないようにしよう…細かっ
![ウォルナットの木口を彫る様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_08.jpg?w=600&ssl=1)
まずは木口から彫ります。なんとなくいつも木口から彫ります。堅くて大変な箇所は先にやっておきたいタイプなのかも。
![ウォルナットの節の周りを彫る](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_08_01.jpg?w=600&ssl=1)
次は木端(木材の側面)を彫っていきます。節の周りは予想通り堅いです…ん?何か出たぞ。
金か?いや金よりも貴重な割れ目だ!このウォルナットは大当たりだったようです……
![ウォルナットの節の周りから割れ目が出た1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_09.jpg?w=600&ssl=1)
![ウォルナットを彫ったら割れ目がでた2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_10.jpg?w=600&ssl=1)
この割れ目いい感じです。もっと彫ってみたいですが、我慢してここまでにします。
![反対側のウォルナットの木端](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_11.jpg?w=600&ssl=1)
反対側はいたって普通でした。いやとても綺麗な木目です。
![最後に再度面を整えるウォルナット](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_12.jpg?w=600&ssl=1)
最後にもう一度面を整えます。彫っている最中に付いた細かい傷も消します。
![サンドペーパーを掛けたウォルナットの面に歯ブラシ](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_13.jpg?w=600&ssl=1)
サンドペーパーを掛けると導管に木の粉が入りますが、私は歯ブラシでかき出します。導管を塞ぎたくないタイプです。凹凸が少しでもあった方が木らしいかもな?って思います。
![やっと完成した木彫りのきのこ2体](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_14.jpg?w=600&ssl=1)
やっと完成です。何度やり直して何週間掛かったことか。本当にこれで完成にしたいです。私の気が変わらなければいいです。
最後に、オイル塗ります。
![堅いウォルナットと柔らかいウォルナットのオイル塗装後の比較](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_18.jpg?w=600&ssl=1)
エゴマオイルを塗っていきます。
左が塗装前で、右がオイル塗装です。
塗っていると色味の変化が楽しいです。
いつもは結構たっぷり塗りますが、今回は必要最低限の量で試してみます。オイルは塗装後にしっかり拭き取るのですが、たっぷり塗った場合は光沢が強い気がします。私はテカテカした光沢がある塗装を好まないので、少しオイルの量を減らしてみます。
![ウォルナットのオイル塗装(塗装前と後の比較)1](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_15.jpg?w=600&ssl=1)
![ウォルナットのオイル塗装(塗装前と後の比較)2](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_16.jpg?w=600&ssl=1)
きのこの柄も塗っていきます。
左が塗装前で、右がオイル塗装です。
![ウォルナットのオイル塗装(塗装前と後の比較)3](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_17.jpg?w=600&ssl=1)
左が柔らかいウォルナットで、右が堅いウォルナットでしたが、質感も全然違います。
柔らかいウォルナットは導管がたくさんありオイルをよく吸います。
堅いウォルナットはツルツルしていて光沢があります。
彫りやすさも随分違います。同じ木の種類でもこれだけ違うとは面白いです。
![オイル塗装後のウォルナット](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_19.jpg?w=600&ssl=1)
節の近くには少しだけ縮み杢が出ています。ウォルナット最高に綺麗です。このうねっている木目が美しいです。
![オイル塗装後に乾かしているウォルナット](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_20.jpg?w=600&ssl=1)
後は、2週間くらい乾かします。オイルは気持ち少なめにしたのでもう少し早く乾くかも…
おまけ↓
![エゾアカガエルが葉っぱの茎に挟まっている](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2023/09/2023_09_01_21.jpg?w=600&ssl=1)
家にいるカエルです。娘が幼稚園からもらって来たオタマジャクシから、カエルになりました。
まだカエルになって3カ月くらいの子供です。
今朝見たら、茎の間に挟まって動けない様子。
何やってるんだよ…(;一_一)