既に完成し、オイル塗装も済ませたこのウォルナットの節有りのきのこ…
これも何度もやり直し修正をしたはずなのですが、やっぱり何かイメージと違うので、柄をもう一度彫り直します。
既に穴も開けて準備出来てます。
大まかに粗彫りして円柱にしていきます。この過程で「あれ?このウォルナットは柔らかい」と感じました。
順目も逆目も関係なくサクサク彫れます(ノミを研いでキレッキレにしているわけでもありません)たまにこういう木に当たります。木目も色味も均一で綺麗です。
理由は分かりませんが、こう言う綺麗な木材は柔らかいと言うよりは彫りやすいのかもしれません。
ちょっと笠と合わせてみます。(笠はオイル塗装済みです)
長いと感じますが、キノコなのでこれくらいあってもいいのかも…
でも、やっぱりちょっとカットしました。柔らかいので(柔らかいと感じるくらい彫りやすい)作業も早いです。
もう一度、合わせます。
あれ?足付いた?はい今回は足付けてみます。なんだかかわいい感じのきのこになってます…
まだまだ、修正します。どんどん彫ります。
こんな感じになりました。ん~悪くはないです…でもやっぱり笠と合わない…
柄にも節のようなインパクトが欲しいです。
もう何度も柄を彫り直しているキノコなので、もう納得いくまでやりますよ。
こんなウォルナットがあったので、これで再度彫ってみます。
節なのか穴なのか何かあるようです。そして笠と合うような気がします。
節のような部分を使いたいので、切り出します。
穴を開けて、前後を決めます。
思ったよりこの節の部分残らないかも…なんとか残したい
粗彫りしていきますが、これは堅い…(;一_一)
覚悟はしていましたが、こういう節の周りや杢が入り組んでいる場所は堅いです。
そして、順目と逆目も入り組んでいて非常に彫りづらいです。本当にさっきのウォルナットと同じ木なのか?
この下の穴の部分を残したい…
上の黒い部分は残せそうだが彫るたびにどんどん小さくなっていく(;一_一)
普通は避けて捨てられるような節や穴やこぶのような物たちを残したいと必死になっています。
これはすごいインパクトです。
こんなのをイメージしていました。
ここで止める勇気と決断力が欲しいです。
結局彫り進めていきます。
整えて、整えて、足も付けて、結局下の方にあった節のような穴は消えてしまいました。
ただ木目の入り組んだ黒い部分は残せました。
この子は節のある台に立ちたいようです。一人で立つ予定です。もうやり直し無いといいですが…
ところで、最初に彫ったあの柔らかいウォルナットの柄はどうなったかと言うと…
形は悪くなかったので、採用しました。
オイル塗装済みのきのこの笠がたくさんあるのですが、その中で楢(ミズナラ)の笠が合うようです。
少し形を整えてあげます。
堂々としたたたずまい。意外とカッコよくていい感じです。