普通のキノコを彫ってみる第2作目はとんがり帽子の親子です。
前回彫ったけど形が合わなかったので不採用になったミニキノコ。そして昔彫ったとんがり帽子のキノコ。一緒に合うように形を整えてみることにしました。
まずは、今年の1月に彫った少し大きめのとんがり帽子のキノコからです。
とんがりの長いきのこを彫ってみたいと思い立ったのですが、厚い木材が無かったため2種類の木材をくっつけることにしました。木材はチェリーとウォルナットです。
予め形をカットしておいて、下に位置する木材には穴を開けて裏側を彫っておきます。後から裏を彫ってもいいんですが、持ちやすい大きさの内に出来ることを先にやったほうが効率がいいです。
こんな感じに上にチェリー、下にウォルナットです。合わせる面は隙間が出来ないようにサンドペーパーなどで可能な限り平面にしておきます。
木工用ボンドをたっぷり使ってクランプでかなりガッチリ挟みます。
途中の写真を撮るのを忘れていましたが、乾いた後、ノコギリやノコヤスリでひたすら形を整えました。そして、またひたすら彫っていきます。
いきなり完成です。柄はホワイトアッシュという木材で彫っています。あまり写真を撮っていなくてごめんなさい…
このキノコはすでにオイル塗装をして試作品として飾っていました。ただ今回作品として使いたいので、一旦オイル塗装を剥がします。剥がすと言っても薄く彫るだけです。
こちらが子供用のミニキノコです。前回親子キノコを彫った際に採用にならなかった形ですが、今回はとんがり親子ってことで採用になります。
親のキノコは再び彫ってオイル塗装も無くなり経年変化の色味も元に戻りました。形も少し整え直して一回り小さくなりました。子供のきのこも形をさらに整えて、親子のきのこ完成です。
次は台を彫って固定していきます。
台に使う木材は山桜です。一見チェリーに似ていますが、チェリーは経年変化で色味が飴色になっていくのに対して山桜はオレンジの色味が強くなっていきます。個体差はありますけど。
山桜の木はノコギリで切ると良い桜の香りがします。
ダボ(木の棒)を使って固定しますので、キノコの柄の先に穴を開けます。これが難しいです。クランプや万力で固定すると木が凹んでかなり傷になります。ただ、何かに固定しないとドリルは使えません。結局ゴム手袋をしてしっかり握って(握力任せ)ドリルを回しました。これ結構怖いですよ…。彫り上がる前に固定して穴を開ける方が良かったかもしれません。
台にも穴を開けていきます。ここもお互いの位置関係や角度が難しいです。失敗しても修正でリカバリする気で一発勝負です。(既にキノコの柄の穴あけで位置を失敗しています…(;一_一)
いい感じに収まりました。90点です!隙間は彫って修正します。ぶつかっている部分はほっぺたをくっつけているように見えるように彫り直します。
こんな感じまで来ました。もうちょっと修正必要かもしれませんが、先に台を彫り上げてしまいます。
台の周りもちゃんと彫ります。彫った感じの質感を大事にあまり綺麗に整え過ぎないようにイメージしています。木口(導管の穴が見える側面)はめっちゃ堅いです。
前回彫った親子のキノコと並べてみました。この2組はまったく違うキノコの形です。ちょっととんがり過ぎたかな?…
さらに修正しています。ミニキノコを少し低くしました。これで完成とします。後日オイル塗装します。
※おまけ
11月の連休に定山渓ビューホテルに泊まってきました。6歳の娘をラグーン(巨大プール)に入れてあげたくて。初めてのお泊りプチ旅行に娘は大喜びです。食べ放題のビュッフェプランだったので食事はいまいちでしたが(;一_一)子供には最高だと思います。大人はもっと落ち着いた食事の美味しい(ここポイント)旅館がいいかも…
ホテル内を娘と冒険していると、いたるところに木のテーブルや椅子がありました。しかも彫りのある超高級家具って感じのばかりです。
これとか凄いですよね。こんなに薄くどうやって彫っているんでしょうか…なんの木だろう…よーく見ると割れてる箇所はありますが、圧巻です。
ファミリーは定山渓ビューホテルのプールおすすめですよ!