キノコを足のある柄に変更作業。1日目は2体完成しました。2日目はさらに2体分作ります。
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キノコの柄を足がある柄に変更(1日目)(木彫りキノコ制作の様子)

1日目で使う予定だったウォルナットのキノコの笠はメープルで合わせてみることにしました。
ウォルナットは濃い色なので白っぽいメープルを柄にすると合いそうです。
1日目でカットして穴あけ作業済みです。

最初はガシガシ大胆に彫っていきます。たまに彫り過ぎて失敗することもありますが…(-_-)
メープルは堅い木なので、彫っていると指が痛くなります。ノミで押しても深く入らず上へ押し返される感じがします。柔らかい木はノミが深く入っていきます。なので柔らかい木の方が彫り過ぎ注意です。

柄の長さを調整するため、線を引いた部分をカットすることにしました。万力で押さえつけた時に傷が付いたり凹んだりするので、柄の長さの調整は早めにやります。結構彫り進んだ段階でカットするとなると、万力で付いた傷や凹みを直す際に形がまた変わってしまいますから。

万力しっかり挟んでノコギリでカットします。このサイズになると1mm,2mmの長さ変更でも結構違いが出ます。切り過ぎに注意します。

合わせてみます。これくらいの長さで今回は彫り進めてみます。

全体を調整し、足を彫ってさらに合わせてみます。メープルの真ん中の丸い木目の中にある2つの点点がなんか良いです。

後ろです。さらに調整し、後ろはお尻にみえるように彫っています。

ウォルナットとメープルのキノコ完成です。1日目に作った2体と一緒に並べてみました。

チェリーの笠がもう一つあるので柄ももう一つ作ります。笠に合わせて柄もチェリーにします。
2つカットしてどっちか良い方を選びます。

穴あけます。ダボという小さい木の棒をここの穴に挿しこんで笠と柄を接着するんです。この穴の角度が大事で、穴あけで角度がズレてしまったら、その角度に合わせるように変更して彫らなければいけません。

合わせてみます。笠のチェリーは既にオイル塗装済みなのでチェリーのいい色がでています。柄はまだオイル塗装していませんので、白っぽいです。


前だけじゃなく、横からも見てバランスを合わせます。立体なので斜めや下、上から様々な角度から見てバランスを合わせます。

上を少しカットする事にしました。この段階でのカットは難しくて面倒です…(~_~;)

こんな感じで切りました。上手く行きました。1.5mmか2mmくらいです。薄いカットが難しいんですよ。よくズレます。

突然完成です。足を彫っている様子撮り忘れました…
1日目で作ったキノコを一緒に並べてみます。

1日目と2日目で合わせ4体並べてみました。
長さを変えたり、びみょうに左右に傾けてみたり、キノコの動きや表情が付くようにしてみました。

最後に、置物なのでちゃんと置けるように足の裏を整えます。ここはサンドペーパーを使います。
作業台にサンドペーパーの方を固定して、足裏を整えていきます。
力を入れ過ぎると斜めに削れていきやすいので、優しく丁寧にでもしっかりとヤスリ掛けします。
次はオイル塗装です。

全ての形が整ったら最後にオイル塗装をします。塗装と言うより浸み込ませるという表現の方がいいかもしれません。
使うオイルは荏胡麻(えごま)油です。食用なので手に付いても舐めてももちろん大丈夫です。
その代わり木工用のオイルと違って、乾燥にとても時間がかかります。乾燥を速める乾燥促進剤のような物が入っていないからだと思います。


私の場合は、作業台にちょっとオイルを垂らしてキッチンペーパーでチョンチョンとオイルを浸み込ませていきます。

全てに塗り終わりました。
上の笠は左から、メープル、ウォルナット、チェリー、チェリー。
下の柄は左から、チェリー、メープル、チェリー、ホワイトアッシュ。
キノコの笠は既にオイル塗装済みですが、キッチンペーパーに残った油で軽く拭く程度にオイル入れておきました。
私の場合、オイルは多めにしっかり塗るので乾くのに2~3週間掛かります。その代わり基本1回塗りです。作品を購入された場合は、1年くらい経ってカサついて来たなっと思ったらオイルでメンテナンスしても良いですし、そのままの色味が良い場合はそのままで良いです。オイルを追加で塗ると艶が出て濃い色味になります。
大体2週間前後で乾きます。乾いたら笠と柄を接着して完成です。その後、写真撮影して出品する予定です。
乾いたので出品しています。結局また笠と柄を変更して、以下のペアで出品しました。
↓キノコの置物 木彫り 2体セット 台付き(素材:チェリー/ウォルナット/ホワイトアッシュ/水楢)(No.S2008)

↓キノコの置物 木彫り 2体セット 台付き(素材:チェリー/メープル)(No.S2009)
