今回は器です。大きい器は大変なので小さめの器を何個が彫ってみました。
食器としても使えますが、小物入れやアクセサリー入れなど色々使える小さな器です。
8種類の木を使いました。
山桜、ホワイトオーク、槐(えんじゅ)、ウォルナット、ブラックチェリー、チーク、胡桃、栗、です。
彫っている時の様子を少しご紹介します。
![木彫りの小さな器、小さななお皿を山桜で彫る様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_01.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
まずは、山桜の木です。山桜独特の濃い緑のラインが出ていていい感じの木です。先に、器の中を彫っていきます。
![木彫りの小さな桜の木の器、器の彫り方](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_02.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
山桜は艶があって彫りやすくて、本当に良い木です。
![ホワイトオークの木彫りの器製作途中の様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_03.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
これはホワイトオークの木です。家具に人気があって良く見る種類です。日本のナラの木と同種です。ホワイトオークの方が若干色が薄いのが多いですが、色味にも個体差があるので、ナラと区別がつかないこともあります。彫るにはしんどい堅い木です。
![ホワイトオークと山桜の木彫りの器木の器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_04.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
あまり綺麗に彫り過ぎないようにしています。もちろんペーパー掛けしてツルツルにもしません。
![槐の木の器も彫り終えた様子](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_05.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
槐の木の器も追加です。真ん中の器です。槐(えんじゅ)は縁起の良い木として有名です。
次は、ウォルナットの木です。家具の木材として大人気で有名過ぎるくらいの木です。世界3大銘木の一つです。ブラックウォルナットやウォールナットなど言い方は様々ですが、全て同じです。
![ウォルナットの節ありの木彫りの器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_06.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
そのウォルナットを節有の材で器彫りに挑戦します。節があると周りは堅く木目も交差していて彫りづらいです。
![ウォルナットの木の器制作途中](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_07.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
かなり小さいです。おちょこみたいです。
![ウォールナットの木の器おちょこ](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_08.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
写真にはありませんが、大きな節は裏側に残してあります。色味や杢がとても美しいです。
次は、ブラックチェリー。
![ブラックチェリーの木の器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_09.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
みんな、違う形大きさにしています。チェリーはちょっと長い小皿です。
![5種類の木の器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_10.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
次は、チークです。私が今持っているチークは全てミャンマー産の天然のチークです。とても希少材です。あまり数はありませんが、小さい材なら今も手に入ります。これも世界3大銘木の一つです。とても油分が多く水に強い木なので、昔は船の材料として重宝しました。月日が経ったチークの色味は明るいオレンジ色でとても美しいです。
![チークの木彫りの器製作途中](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_11.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
![チークの木の器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_12.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
このチークは小さい節が集合している箇所がありますが、尊重してあえて残しました。チークは本当に良い木なので、売れなかったら私が使わせて頂きます。
そして、次は胡桃の木です。
![胡桃の木の小さな木彫りの器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_13.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
この胡桃の木は大胆に竹を半分に切ったような形にしてみました。材に割れが出ていて、なくなるまで彫ろうと思ってのですが、割れが続いていたので途中で止めてこの形になりました。木口の方に小さい割れが出ています。意外とメガネ置きなどにいい形です。
![チークと胡桃の木の器](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_14.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
最後は、栗です。今回彫った木の中で、栗の木が一番優しい色味に感じます。
![栗の木の木彫りの小さな器小皿、豆皿。](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_15.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
栗の木はこんな形で彫ってみました。
![木の器を重ねてみた](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_16.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
![木の器、木彫りの小さな器達8種類](https://i0.wp.com/konofumi.com/wp-content/uploads/2024/05/2024_05_24_17.jpg?resize=1024%2C819&ssl=1)
今回は、木彫りの小さな器でした。
器たちはオイル塗装して既に出品中です。
クリーマの販売サイトで販売中ですので、気になる器があったら見てみてください。
では、また。