木彫りの「招き猫」と「毒キノコと猫」シリーズの制作の様子です。

毒キノコと猫シリーズ胡桃の木完成 制作の様子

6月に入って少し時間が取れるようになってきたのでブログ書いています。(木彫りで手が疲れたのでブログ書いています…(;一_一)

まずは山桜で招き猫を彫った様子です。右手上げと左手上げの招き猫を彫りましたが、嬉しいことに既に購入して頂いております。4月に彫った招き猫なのでブログの投稿が遅すぎますが…

山桜の招き猫の下書き

ひとつの山桜の木から二人彫り出します。左手上げの子はこんな感じのイメージです。

山桜の招き猫の目と鼻を付けた様子

目と鼻は、いつものように本紫檀を埋め込みます。誰かに似てるな…

山桜の招き猫の下書き

次は、右手の招き猫です。いつもイメージだけを適当に下書きしています。もはや下書き無しでも行けるかもしれませんが、一応大まかなサイズ感は間違えないように書きます。

山桜の木で彫ったネコ

鉛筆で目と鼻の位置を書いておきます。この時の表情と実際に目と鼻を入れた時の表情がまったく違う時もあれば結構同じ時もあって、いつも楽しみです。予想外の表情になったりもしますし…

山桜の木で彫ったネコ

↑こんな感じで、二人の招き猫彫り上がりです。写真に写っている台は昔彫った(切って磨いただけ)ウォルナットの台です。オイル塗装していますが、いい感じに色味が変化していてやっぱりウォルナットいいな~って思ってしまいます。

ところで、3月にやってきた我が家の猫さんはどうしているかというと…

猫が寝ている

私が作った窓から外が見える台の柵に顎を乗せて寝ています…猫ってとても気持ちよさそうに寝るんですよね。

次は我が家の猫さんに色味が似ている木で彫った「毒キノコと猫」シリーズです。

胡桃の木の猫の下書き

胡桃の木を使いますが、色味の濃い少し堅い部分を使います。胡桃の木はクリーム色っぽいのが多いですが、ウォルナットと同じ木の種類だけあって濃い茶色の部分もあります。しかも結構しっかりした堅さがあって私的には良いです。

胡桃の木の木彫りの猫

下書きのイメージで一人目。ただ立っているだけの猫さんにします。頭に毒キノコ乗せる予定です。

胡桃で彫ったネコ

↓この子は手に毒キノコを持たせます。

木彫りの猫途中経過胡桃の木
本紫檀の木で目と鼻を入れた猫

↓最後の子は下書きとはまったく違うポーズに…この時は毒キノコをどうするか迷いながらも彫り進めちゃってます。

胡桃の木で彫ったネコの途中経過

↓毒キノコをなでなでしている様子にしようと思いましたが、なんとなくくっついて来た感じだったので、くっついて来た毒キノコにしました。

木彫りの猫と毒キノコをくっつける様子

↓3人完成です。キノコはまだ毒キノコではありませんが、この後毒にしました。白い斑点をホワイトアッシュの木で埋めて表現しますが、結構大変で時間が掛かる作業です。

木彫りの猫まだ普通のキノコ

↓毒キノコも完成です。

毒キノコと猫シリーズ胡桃の木完成

オイル塗装して既にクリーマに出品中です。オイル塗り過ぎたのか乾くまでに1ヵ月くらい掛かってしまいました。木工用ではなく、食用の荏胡麻油を使っていますが、デメリットは乾くのにかなり時間が掛かることです。当初は結構オイル塗っていましたが、最近は薄めに塗るようにしています。オイル塗装すらしなくても良いという考えもありますし(私の考えです)本当にちょんちょんと塗るだけです。

この「毒キノコと猫」シリーズの3人はこのブログを書いている時はまだ売れていません。よかったら見に来てください。
https://www.creema.jp/creator/8531429/item/onsale

ところで、私は作品の撮影は一眼レフカメラを使用しますが(制作の様子はアイフォンです)、木の色味がうまく出せずにいつも苦労しています。もともと実際の見た目の色味と写真とでは同じにはならないようですが、あまりに違うとまずいのでなるべく同じになるようにしています。今回の毒キノコと猫シリーズでも赤が鮮明に映ってしまっています。照明が強いのもあるかと思いますが、暗くすると写真全体が暗くなってしまいます。実際は下の写真の様にもっと深い濃い赤です。なので、次回から撮影する時は光の当たり方が違う何種類かの撮影をしてみようと思っています。一眼レフは設定の仕方次第では超凄い写真も撮れるようですが、まだ使いこなせていません…時間があったら写真にハマるかも…そんな時間ないけど…(;一_一)

違う色味の木彫りの作品の写真

次回予告、次のブログからワンちゃん達がたくさん登場します。

では、また。