This article shows how to carve a tree out of wood.
今回は木で木を彫ってみました。たくさん彫って並べたら森のようになります。
木で彫る題材としては木が一番良いのでは?と思い立ち、とりあえずイメージのまま彫り始めました。
ウォルナットでウォルナットの木を表現してみます。

まずは試作。こんな感じの木かな?何個かウォルナットで彫ってみました。

ウォルナットは針葉樹ではありませんが、やっぱり針葉樹っぽくなってしまいます…(;一_一)
一つの木材で彫り出してしまいたかったのですが、三角の形の部分をもっと深く入れたいので、別々で彫って挿し込むようにします。

こんな感じです。木口は堅くて大変なので、この方法が一番良いかと。合わせるのが難しいですが、時間を掛けて合わせます。

↑試しにその辺の端材を幹にして置いてみた。あえて不揃いが意外と良いのかも。

ちゃんと幹と土台を付けました。木材も山桜やナラの木など色々使おうと思います。


こんな感じで、ハードメープルのツリーも彫りました。メープルは白い木なので、暑い時期に彫っていると木に手汗が付いて黒ずんでしまいます。仕上で彫る際はタオルで包んで持ったりと白い木はかなり気を使います。色を塗るなら気にならないのですが、このまま無塗装で完成とする予定ですので。
次に彫る木は、パロサントです。
パロサントは太陽に当たると数日(早ければ1日で)で深い緑色になります。でも日陰に戻すと茶色っぽい色味に戻ります。(戻ると言ってよいのでしょうか?どっちが本当の色なのか?…)
実はこの木でツリーを彫りたくて試作していたようなものなのです。パロサントがツリーになって、深い緑だったら、いい感じだと思いませんか?

↑こんな感じで、パロサントを彫ると中は茶色です。


天日干し中。彫ったばかりは茶色なので、太陽に当てて緑に変化させます。
そして、パロサントの変化した美しい深い緑がこちら↓


イメージしていた通り、パロサントは素敵なツリーになりました。冬になるとちょっとした飾りを付けてクリスマスツリーにしても良いですよね。
今回彫った木彫りのツリーは通販サイトCreemaに出品しています。
工房木ノ文のCreemaのページはこちらです。ぜひ覗いてみてください。
パロサントのツリーを購入されて届いたときにもし茶色だったら、太陽に当ててみてください。色の変化を愉しむことが出来ます。
では、また。